米映画監督ウディ・アレン氏が自身の作品の映像を無断で広告に使用したのは名誉毀損だとして、服飾メーカー「アメリカンアパレル」に対して約10億円を請求した損害賠償訴訟の審理が5月にスタートするが、開始前から両者が激しくつばぜり合いを展開している。
AP通信によると、アメリカンアパレル社は、アレン氏の過去の私生活をあげつらい、いまさら同氏にイメージを守る必要などないと強く反発している。同社の弁護団は、裁判で「セックス・スキャンダルや親権争いで、すでにアレン氏のキャリアやイメージには傷が付いている点を強調する」としている。
アレン氏は、長年連れ添った米女優ミア・ファローさんと別れた後にファローさんの養女と結婚し、物議を醸したことがある。