東大阪市の景気はパナソニックに影響される

 日本国内で屈指のモノづくり都市である大阪の東大阪市。企業はどういった取引をしているのだろうか。

 帝国データバンクのレポートによると、東大阪市に本社を置く企業に最も発注を多く出している相手は、パナソニックであることがわかった。

 同社が発注する製造業の内訳をみると、電気機械器具製造、一般機械器具で約半分を占めており、意外なことに合成樹脂や金型成型などの会社が取引企業として入っていた。

 また、東大阪の成長企業25社の取引先5位までには、パナソニックが入っている企業が20%もあった。加えて、25社の取引先企業5位までには、売上500億円以上の企業が48%を占めており、成長のためには売上規模が大きいところと取引することが重要となる。

 ちなみに、1位はパナソニックだが、取引高2位は自治体の東大阪市だった。つまり、東大阪の景気は、パナソニックに掛っているということになる。

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