人は大金を稼ぐとなぜ脱税したくなるのか

経費の水増しが思い浮かんだ

 売れっ子タレントを出すまでの苦労は測り知れず「ツラいことの方が大半だけど、この日(売れる日)を夢見てみんな何年もずっと我慢して仕事をしています」という。

 必死で歯を食いしばって、自社のタレントを売り出すために我慢に我慢を重ねてきたのだ。その結果として、得た大切なお金。経費の水増しなどが思い浮かんだというが、 「そんなことしなくて良かったと思います」と、社長は振り返った。

 現在も、順調に事業を続けることができている社長。やはり世の中、「正直者に福が来る」ようになっているのだ。

 ◇ ◇ ◇


国税庁
 ニューハーフの美容研究家が、3年間で6億円余りの所得を隠し、法人税約1億8000万円を逃れたとして、法人税法違反の罪で東京地検に起訴された。手口は、自社の子会社に販売促進費を架空に外注したかのように見せかけるものなど。

 ある税理士は「急に大金を掴んだ人の所得隠しのやり方は本当に幼稚で、子供だましです」と軽く一蹴した。

 成功に至るまでの苦労の道のりは認めるが、この美容研究家も、急に大金を手にして、金が惜しくなったとしか思えない。しかも、「大金を握って気が大きくなったのかもしれない」と、前出の税理士。だが、“年季の入っていない”工作など、簡単にバレてしまうのだ。

 査察を受けた経験者は「あんなに恐い目に遭ったのは初めてでした」と回想する。午前9時すぎに査察が入り、途中から東京国税局で取り調べとなり終わったのは翌日の午前1時まで、事情を聞かれたという。経験者に言わせると「二度と、そんな目に遭いたくない」と話す。

 今度は、誰がアゲられるのだろうか?

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