病のジョブズ氏がiPad2発表会に登場か?

 3月2日(日本時間3日未明)に予定されている、米アップル社のタブレット端末機「iPad2」の発表会で、病気療養中のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が緊急出席する可能性がある、とCNETなどで報じられている。

  1月17日に社員に対してメールで休養を発表したジョブズ氏。それ以降は、大統領の晩餐会の公式写真、さらには、スタンフォードがんセンターに治療に訪れた写真と動画が雑誌で公開されただけで、まだ公式の場には姿を見せていない。

 「余命6週間」という報道もあったほどだが、容態がまだ明らかではない。それだけに 1カ月半ぶりの登場の意味が何なのかが興味のあるところだ。可能性は2つ考えられる。

 まず1つには、iPad2がショボい? という可能性。アップル関連の著書のあるジャーナリストのリーンダー・カーニー氏が自身のブログでも、年内に3の発表も噂されることから、2に過大な期待はどうかと触れている。そこを、カリスマのプレゼンでカバーする。

 また2つ目は、ジョブズ氏が本当に回復しているようなら、顔を見せることで顧客や株主への安心感を与えることができ、危機説を払しょくできることにもなる。

 現在はクックCOOを中心に会社を運営しているが、いずれにせよ、いるだけで空気を変えることができるカリスマの「顔出し」に多くの人が期待しているということになる。

 ちなみに休養中に、英国から「騎士」(ナイト)の称号を受けるはずだったが、ブラウン元首相から拒否されたということも明らかになっている。


準備が進むiPad2の発表会場

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