“王冠を賭けた恋”シンプソン夫人のナイトドレスが競売へ

 英競売会社ケリー・テーラー・オークションズが17日にロンドンで開催する競売に、元英国王エドワード8世(1894-1972)の妻、ウォリス・シンプソン夫人が所有していたナイトドレスやバッグが出品される。BBCニュースが報じた。

 競売に出るのは、シンプソン夫人が所有していたナイトウェアやバッグ類。1940年代から50年代前半に作られた赤色のシフォンのナイトドレス、64年に作られたクリスチャン・ディオールの黒いワニ皮のハンドバッグ、60年代に作られたルイ・ヴィトンのバニティーケース(化粧道具入れ)など、夫人の私生活が垣間見えるコレクションが出品される。ヴィトンのバニティーケースの予想落札価格は1万ポンド(約133万円)。

 1930年代に世界を騒がせた元英国王エドワード8世と米国人シンプソン夫人の恋は、王位を捨てて人妻との結婚を選んだ“王冠を賭けた恋”として知られる。英王室の20世紀最大のスキャンダルとされるこの物語をテーマに、現在、米歌手マドンナさんが自身の監督第2作目となる映画「W.E.」を制作中だ。

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