中国投資の狙い目は教育市場?

中国教育市場は8兆円産業


 中国の教育市場が今、熱い。上海にあるデロイト・コンサルティングの報告によると、2009年中国教育市場は加速的に拡大し、総額は6800億元(約8兆4700億円)に達した。これはこの年の中国GDP(国内総生産)の50分の1に相当する。ある関係者によると中国国内では既に314の教育企業が、国内外のベンチャーキャピタルから出資の申し出を受けているという。

 だが、こうした投資の波が中国の教育業界にとって“吉”と出るか“凶”と出るのか、教育専門家は疑問視している。

 中国の教育市場で大きな割合を占めるのが早期教育。その中でも人気を集めているのが、全世界30カ国以上、600を超える数の教室を展開するアメリカ生まれのジンボリーだ。ジンボリー首席執行長の夏氏は「中国は1時間当たり2000人以上の新生児が生まれていて、都市部だけの0歳から3歳児だけを見ても1000万人を越えている」とした上で、「ますます競争が激しくなる社会で、親たちは子供にレールから外れてほしくないとみな思っている。われわれの需要はますます増していくだろう」と話す。

 夏氏によると、中国都市部で、子供一人当たりの年間教育費は早期教育で3000元(約3万7000円)、6歳以下の子供の教育市場は300億元(約3700億円)に達しているが、現在は潜在市場の16%しか開発していないという。

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