米雇用統計、失業率8.9%に低下し景気回復へ

 米労働省が4日発表した2月の米雇用統計によると、失業率(季節調整値)は8.9%(前月比0.1ポイント減)となり、2009年4月以来1年10カ月ぶりに9%を割った。また、非農業部門の就業者数は19万2000人増となり、景気回復のムードを示す数値となった。

 失業率の市場の事前予想は9.1%、非農業部門の就業者数も事前予想では19万人前後で、ともに事前予想を少し上回るものだった。特に失業率は、バーナンキFRB議長も懸念していたところだが、節目とされていた9%を1年10カ月ぶりに割ったことで、市場へのインパクトになりうる。

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