人種差別発言をしたとしてデザイナー、ジョン・ガリアーノ氏が解雇された、仏高級ブランド、クリスチャン・ディオールが4日、「パリコレクション2011秋/冬」に登場。会場のロダン美術館は、主を失ったままショーが行われた。
一時は出展中止も危ぶまれたディオールだが、予定通りに開催。まず、冒頭に出てきたのは、ディオールのシドニー・トレダノ最高経営責任者(CEO)だった。一連の事件を謝罪するという異例のスタートとなった。
それからショーに突入し、ガリアーノ氏らしいファンタジックなデザインが随所に見られた。ただ、今回が違うのは最後にはデザイナーは登場しないところ。白衣姿のスタッフが登場し、来場者にあいさつをして締めくくった。
CEO、さらにはスタッフ一丸となって何とか急場をしのいだショーとなった。
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シドニー・トレダノCEO
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いつも通り進行するショー
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ショーの最後にはスタッフが登場