人種差別発言で仏高級ブランド、クリスチャン・ディオールを解雇されたデザイナーのジョン・ガリアーノ氏のブランド「ジョン・ガリアーノ」のショーが6日、「パリコレクション2011秋/冬」で行われた。
パリコレでは、クリスチャン・ディオールのショーではガリアーノ氏の姿はなくシドニー・トレダノＣＥＯが謝罪するという異例の展開。そしてこの日のガリアーノのショーも、関係者のみの観覧に制限されたプレゼンテーション形式で行われたが、「主」の姿はなかった。
ショーは、ファンタジスタと称されるガリアーノ氏らしい華のあるものとなった。ただし、この日もトレダノＣＥＯが姿を見せるなど、どこかディオールのような厳戒な雰囲気は変わらず、拍手もはばかられるような空気だった。
一方で、ガリアーノ氏は自身の発言に対して謝罪の意を示しているというが、逆にカップルに侮辱されたとして法的措置も検討しているのだという。
厳戒態勢の中行われた
ガリアーノのショー
