バブル世代は20年を経て大人しくなった

 40~50歳代のバブル世代の価値観と生活観などライフスタイルがどのように変化したのかを、トヨタマーケティングジャパンと、三菱総合研究所がこのたび調査した。

 2011年2月でバブル終焉20年(内閣府経済社会総合研究所発表データ)という節目。この20年で、このバブル世代の多数を占めたのは、情報を選別し、知的な生活をしたい「主体的インテリジェンス生活志向型」と、安定して生活をしたい「安定生活志向型」の2タイプであることがわかった。

 中でも前者は、一般的に浸透している「バブル世代」のイメージと大きく異なる姿が浮かび上がった。中央大学文学部の山田昌弘教授(社会学)は「ポジティブ思考の傾向があり、コミュニケーション力が高く、主体的に新しいことに挑戦するバイタリティを持っています。時代が大きく変わった現在では、周囲や環境への社会的配慮ができる、きわめて現代的な “エコ意識”も持ち合わせているようです」と考察した。

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