
レオナルド選手を追悼するフェンビル高校のチームメイト
デトロイトから西に約200キロ離れた小さな街フェンビルで3日夜に行われたミシガン州の高校バスケットトーナメント大会で悲劇が起きた。
地元紙デトロイトフリープレスによると、フェンビル高校のジョスリン・レオナルド選手が試合終了直前にレイアップシュートを決めてチームは勝利し、大会で優勝することができた。
チームメイトたちはレオナルド選手を祝福しようと駆け寄った。抱きかかえられ、担ぎあげられ、歓喜の輪の中にヒーローはいた。だが、一瞬で悲劇の瞬間が訪れたのだ。その場で倒れこんでしまったレオナルド選手。そのまま起き上がってくることはなかった。
もう、呼吸は止まり、心臓も停止していたのだ。すぐに近くの病院に運ばれ、医師らが蘇生を試みたが死亡が確認された。 4日に解剖されたところ、死因は心臓肥大による心不全だった。
レオナルド選手が加入してからチームは負け知らずで、抜群の得点感覚でチームを引っ張った。また、NBAのコービー・ブライアント選手に憧れ将来はプロを志望していたという。
主役がいなくなったフェンビル高校だが、7日行われた試合では選手たちはみな、背番号「35」(生前の背番号)を背負い、さらに胸には「NEVER FORGOTTEN」と書いたジャージを着用して、レオナルド選手に哀悼の意を示していた。
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