コメ先物市場、72年ぶり再開へ上場申請

 東京穀物商品取引所は8日、コメ先物の試験上場を農林水産省に認可申請した。2年の期間限定の上場で、7月の実現を目指す。再開すれば72年ぶりとなる。

 同取引所の渡辺好明社長は「試験上場については、現在はコメの生産流通をめぐる環境が大きく変化しており、かっく指標に対する要望や価格変動・過剰在庫リスクのヘッジ手段を求める声が高まる中で、コメ先物市場は関係者の経営の安定化を進める道具として貢献できる可能性があります」としている。

 これまで同取引所は、ワーキングチーム内で検討し、意見集約してきた。2005年にも上場申請を行っているが認可が下りなかったことがある。

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