史上最高額のピカソ絵画を50年ぶりに一般公開

 昨年5月、1億650万ドル(約88億円)という世界最高額で落札されたパブロ・ピカソの絵画が、今週より英ロンドンの美術館において、約50年ぶりに一般公開されている。

 この絵画は、ピカソが愛人のマリー・テレーズ・ワルテルを描いた、1932年制作の「裸体、緑の葉と胸像(Nude, Green Leaves and Bust)」。競売大手クリスティーズがニューヨークで開催したオークションに出品され、芸術品オークションでは史上最高額の1億650万ドル(約88億円)で落札された。落札者は公開されていない。

 今回、英国最大の現代美術館であるロンドンのテート・モダン美術館において、英国で初公開された。同絵画は1950年代から約60年間、米ロサンゼルスのコレクターが所有していて、1961年にピカソ生誕80年を記念して一度だけ公開されていた。

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