人気漫画家が指南、寄付の上手な節税方法

 「魔法先生ネギま!」などで知られる人気漫画家の赤松健さん(山形県出身)が、東日本大震災の支援として募金する意思を表明し、その際に「どうせなら節税にも利用した方が良いと思います」として、ちょっとしたコツをツイートしている。

 赤松さん自身も山形県出身で、東北地方での被害が気が気ではない様子で「私は、応援のための絵とか、そういう即興芸術っぽいことは苦手なので、せめて募金の額で貢献したいと思います…。(何かカッチョ悪いなぁ・・・orz)」と、支援を表明した。

 さらに「ぶっちゃけ話ですみませんが」と断った上で、節税への利用方法として簡単に次のような5項目を挙げて説明している。

(1)「法人」の方から寄付すること。全額が損金扱いになります。収入が減ることになりますので、節税になるわけです。
(2)ただし、日本赤十字など「指定寄付金」を選んで下さい。他の寄付では損金算入に限度額があります。
(3)ちなみに日本赤十字では、まだ義援金を募集開始できいないようです。もうしばらく待ってみましょう。http://www.jrc.or.jp/
(4)必ず領収証(払込金の受領証でOK)をもらって下さい。でないと節税になりません。
(5)法人の漫画スタジオを持っていない場合は、作家「個人」で寄付することになりますが、控除額の算定には計算式が必要となります。税理士に相談して下さい。

 特に2項目目の「指定寄付金」にすることで全額損金として編入できるあたりは、意外と知らない人が多いので注意だ。

 また、漫画家の使命感として「でも、電源の要らない安価な娯楽として、マンガ雑誌は有用という話もあるんです。搬送さえできればね。だから、頑張って描いていきましょう!>漫画家の方々」と、共闘を呼びかけていた。


赤松健さんのツイッター

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