地震は「スーパームーン現象」が理由?(米)

 地球と月の距離が18年ぶりに接近すると、地震などの大規模な災害を呼び起こすとの説があり、今回の東日本大震災はその一つの出来事か? と米三大ネットワークのABCテレビが報じている。

 これは、「スーパームーン」と呼ばれる現象。過去にも何年かに1度こうした現象は起きていたようで、今年は3月19日に最も接近する予定だったと言われている。

 少し過去を振り返ってみると、大規模災害の際にはこの現象が見られるのだ。2004年暮れのインドネシアのスマトラ島沖地震は、翌05年の1月にこの現象が起きるなどしている。

 それ以外にも1955、1974、1992年の各年にスーパームーン現象は起きている。

 洞爺丸台風(54年)、伊豆半島沖地震(74年)、ハリケーン・アンドリュー(92年)といった具合だ。

 ただし、専門家の意見として、NASAの天文学者デイブ・ウィリアムス氏は「潮の満ち引きには関係があるだろうが、地震などの災害と現象との間には何ら関係がない」と完全否定した。

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