フジ、日テレ、放送事故相次ぐ

 東日本大震災で、放送事故が民放の番組で相次ぎ、日本テレビ、フジテレビで不謹慎と取られるような音声が混じっており、報道のモラル低下がまた指摘されることになりそうだ。

 14日放送の日テレのワイドショー「スッキリ!!」では、気仙沼市の被災地で大竹真アナウンサーと思われる「また来た、ほんっとにおもしろいね~」という声が放送された。

 遺体が運ばれている現場の近くでのレポートで、余震を感じとったのだろうか。しかし、さすがに「おもしろいね~」という音声はマズいだろう。

 13日には、菅直人首相の会見の生中継で「ふ~ざけんなよ~。また原発の話しなんだろ」「だから、ここからあげられる情報はないっつってんのよ」という男女のスタッフと思しき会話の音声が拾われていた。さらには女性の声で「笑えてきた」という音声もあった。

 考えられるのは、スタッフが焦って普段どおりの操作ができていないということが原因だが、しかし、報道に携わる者として、音声が入ってない時でもそんなことを言うのが今は当たり前なのだろうか。

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