富裕層の98%が不景気関係なし

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングはこのたび、富裕層のライフスタイル・金融商品サービスに関する調査結果を発表し、世帯収入1500万円以上の家庭では98%が高価格商品やサービスへの支出を増やす意向があるということが分かった。

 金融危機後の暮らし向きの変化について「苦しくなった」21%、「どちらともいえない」72%、「楽になった」6%だった。暮らし向きが楽になったという層はほかの層に比べ男性が多く、年齢は30歳代が中心。職業は経営者や弁護士などの専門職。資産の構成は現金/預金を中心とした「金融資産」の比率が平均53%とほかの層より高かった。一方で「不動産」は同34%でほかの層より低かった。

 三菱UFJは「堅実な資産ポートフォリオが功を奏し、金融危機による影響が少ない」と見ている。また、暮らし向きの変化にかかわらず、富裕層の9割以上は高価格商品への支出に積極的だった。有効回答は349人。

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