アンディ・ウォーホル氏作の大女優の故エリザベス・テイラーさんの肖像画が5月に米ニューヨークで行われるオークションに出品されるが、2000万ドル(約16億円)になると予想されている。出品者は、著名ヘッジファンド「SACキャピタル」の創業者スティーブ・コーエン氏だ。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、その作品は「Liz #5」(1963年)。 亡くなった今だから売却するというわけではなく、実際にはテイラーさんが死亡する数週間前にエントリーしたのだという。
推計では少なくとも2000万ドル以上(約16億円)とされる。コーエン氏は、この絵を2007年に購入したという。買い取り価格は明らかではないが、時期的にはちょうどサブプライムショックの時でもあり、現在よりも安値だったことが予想される。
そうしたマーケットのタイミングを読んでの売却だろうが、そこにテイラーさんが亡くなるという出来事も重なって、買い取り価格は高騰するかもしれない。