競馬:VピサがドバイW杯で日本馬初勝利

 1着賞金600万ドルという競馬界最高賞金レース、ドバイ・ワールドカップが26日、アラブ首長国連邦(UAE)のメイダン競馬場で行われ、史上初めて日本馬のヴィクトワールピサ(牡4)が優勝した。2着にも同じく日本馬のトランセンド(牡5)が入った、ブエナビスタ(牝5)は8着に終わった。

 ヴィクトワールピサはスタートこそ出足がつかなったものの、向こう正面からは前に進出し、逃げるトランセンドに並びかけた。最終コーナーでは、2頭が並んで直線に向くと、叩きあいを制して先頭でゴールに駆け込んだ。ブエナビスタは後方2番手から進んだが、直線の追い込みが不発に終わった。

 ピサに騎乗したミルコ・デムーロ騎手はレース後「本当に信じられない。信じられないくらいにうれしいです。わたしは本当に日本が大好きです。その日本の多くの方々が(地震で)亡くなったが、この勝利を捧げたいと思い、勝利を信じて乗りました。本当にうれしいです」と、語った。


優勝したヴィクトワールピサ(6番)

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