レディー・ガガ、AKB48、ジャニーズ寄付の裏側

AKB48の5億円の意味


AKB48の募金明細(公式ブログより)
 14日にはAKB48が義援金プロジェクト立ち上げを発表、EXILEも支援を発表した。そして、翌15日にはAKBは5億円という金額を、プロジェクトを通じて寄付することを立て続けに発表した。

 「誰とは言いませんが怪しそうな匂いがする寄付もあります。でも、自分たちも5億円を寄付することで、これは『わたしたちもこれだけ出しましたから』という安心感につながる意味でも上手なやり方だと思います」と前出の芸能プロ幹部。

 ここで税金の控除の話をするつもりはないが、プロジェクトが“ガチ”であるということを、身を持って示したのだ。この頃から、ジャニーズ、ホリプロなど大手も表だって行動を発表するようになった。

 また、キャスターの久米宏さんのように2億円を寄付したり、個人で活動する人たちも出てきた。さらには、ギャラを巡って事務所と揉めていた、韓国の少女グループKARAのク・ハラさんが個人的に1億ウォン(約720万円)を寄付。どこにそんなお金があるのか、と邪推したくなるが、ありがたい限りだ。

 ある元タレントは「タレントが何かやると『売名行為』というのはよく言われることですが、ぶっちゃけ、売れている有名なタレントでなければ大金は出せないし、また、寄付金を募った場合でも集まりっこありません」と話す。

 チャリティーでは実績のあるジャニーズが全員集結する募金活動の開催、そしてSMAPの4億円寄付を発表した。レディー・ガガさんが速効型なら、ジャニーズのようにじっくりと練った企画も、当然「アリ」だろう。

 前出の芸能プロ幹部は「事務所がノウハウを持っているかどうか。こういう言い方は不謹慎ですが、“準備しておくこと”も大切かもしれません」という。何事も備えあれば憂いなし、ということか。

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