バフェット氏の後継最有力者ソコル氏辞任

 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャーハサウェイは30日、同社役員で後継者の最有力者と見られていたデビッド・ソコル氏が辞任したことを発表した。

 今月に入り辞表を受け取ったバフェット氏は「わたしは驚きだった。彼の貢献は大きく、そして特別で、とどまるように説得してきた」というが、意思が固く留意することはできなかったという。

 ソコル氏は「自分が得た利益を資金として、これまでバークシャーで果たしてきた義務を
社会貢献のビジネスに振り向けたい」と辞任の理由を語っている。

 今回は、自動車潤滑油メーカーのルーブリゾール株の購入がインサイダー取引にあたるのではないか、とする見方もあり、これが辞任の理由という受け止め方もできなくはない。ルーブリゾールは、バークシャーが買収提案をしたのだが、ソコル氏はその前後に同社株を購入していた。

 ソコル氏は、バフェット氏と同じネブラスカ州オハマの出身で、ミッドアメリカンのCEOでもあった。


デビッド・ソコル氏

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる