ライフネット生命は31日、「AEDと救急医療に関する意識調査」の結果を発表し、救急車の有料化に賛成と回答した人が約4割を占めたことがわかった。
同調査の回答者は1000人(男女500人ずつ)で、救急車有料化に賛成か反対か聞いたところ、全体では「賛成」38.0%、(「賛成」8.6%、「どちらかといえば賛成」29.4%の合計)、「反対」62.0%(「反対」25.1%、「どちらかといえば反対」36.9%の合計)という結果となった。
これを、年代別に見ると「反対」の割合が特に高いのは15~19歳の若年層で、81.5%が反対と回答した。
また、救急車の有料化に賛成・反対それぞれの理由を自由回答形式で聞いたところ、賛成理由は「安易な利用が減る」「タクシー代わりに救急車を使う人がいるから」など緊急性の低い出動を抑止するのに有効だという意見が大多数だった。
一方で、反対理由は「経済的理由で救急車の利用が制限される」「公共のものだから」「他人のために救急車を呼ぶことが難しくなる」などが多くあげられました。有料化には反対とする理由の中にも「基本的には無料が良いが、非常時以外は有料で対応」など、モラルのない一部の利用者を問題視する意見もあった。