東電の20歳代社員2人死亡(福島第一原発)

 東京電力は3日、福島第一原子力発電所4号機タービン建屋で行方不明となっていた現場調査中の社員2人が亡くなった、と発表した。

 発表によると、2人を捜索してきたが、3月30日午後3時25分頃、そして同3時53分頃、同建屋地下1階で社員2人が発見され、4月2日までに死亡が確認されたという。

 亡くなったのは以下の2人。
小久保和彦(こくぼ・かずひこ)さん(24歳) 福島第一原子力発電所第一運転管理部
寺島祥希(てらしま よしき)さん(21歳) 福島第一原子力発電所第一運転管理部

 勝俣恒久会長は「地震・津波に襲われながらも、発電所の安全を守ろうとした二人の若い社員を失ったことは、痛恨の極みであります。当社は、故人の尊い死に対して、二度とこのような悲劇を繰り返さないことを誓うとともに、福島第一原子力発電所の事故収束に向け、全身全霊をかたむけていく所存です。どうか安らかにお眠りください」と、哀悼の意を示した。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる