ただの兄ちゃんでも信用してくれる
伊藤喜之氏
相手が知らないものを紹介すれば、向こうも僕を重宝がる。たとえ僕が無名であっても、相手にとってメリットのある情報を渡せば、この関係は続けられることに気付きました。
そこでさらに頭をひねりました。TRで採用されれば、レコード会社にとってもメリットがある。早速、レコード会社にTRでプロモーションできると電話したら、翌日にはいろいろなグッズとか段ボールいっぱい送ってきた。自分のようなただの兄ちゃん相手でも、信用して送ってくれるんだなとまたもや気付きました。
お世話になったTRにそれを持って行って喜ばれて、を繰り返しているうちに、自分のイベント告知を自由にさせてくれるようになったんです。チラシを店頭にも置かせてもらって、そうなるとすごく反応がよく、イベントにもたくさん集客できるようになった。これは来たなと確信しました。これならうまく回せそうだという成功の回転がそこで見えてきたんですね。