中国で、清王朝時代に宮廷で使用された寝具を模した、100万元(約1300万円)の絹織物の高級寝具セットが発売された。聯合新聞網が報じた。
この寝具セットは、南京雲錦研究所のスタッフが清朝の宮廷寝具の記録を研究し、現代のライフスタイルに合うようにモダンな要素を加えてデザインしたもの。シーツ、ベッドカバー、掛け布団、枕、クッションなど一式揃った10点セットで、美しい鳳凰や龍模様の刺繍がほどこされ、色は明るい黄色で統一されている。10人がかりで、数カ月かけて手作業で織り上げたという。
南京雲錦研究所は1957年に設立された、中国の絹織物文化財の修復・復元の中心的機関。