6日午前の東京株式市場で、東京電力株は一時300円割れする場面もあったが、午前の終値は前日比59円安の303円だった。
高濃度汚染水の流出が止まったと早朝に発表があったものの市場の反応は薄。300円割れの水準にまで売り込まれ、上場来安値を更新。まだまだ、福島第一原発の事故収束の見通しが立たない、との見方が反映されている。
その一方で、一部にはこれを機に買い集めている機関投資家もいるとされ、潰すか潰さないかという見極めによって、こうした機関投資家の動きも変わってくる。だが、補償に関しても、まだまだ先は何も見えていない。