米J&Jが贈賄で和解金60億円を当局に支払い

 医療・ヘルスケア大手の米ジョンソン&ジョンソンはこのたび、医療機器などの新規受注に絡んだ贈収賄の取り引きを認め、米証券取引委員会(SEC)、米司法省などの関係当局に合計、7000万ドル(約60億ドル)を支払うことで合意した、と発表した。

 J&Jは調査を行い、海外子会社が医療機器納入に関してイラク、東欧諸国などに働きかけを行い、その際に不正があったことが明らかになった。

 ギリシャでは医師の口利きにより、1998年から2006年までの間に2400億ドル以上の利益を得るなどしている。

 ウィリアム・ウェルドン会長兼CEOは「これらの違反行為をたいへん残念に思います。我々はコンプライアンスへの取り組みを向上させるために、再び発生しないように、できることはすべてをコミットしていきます」としている。

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