偏差値30から、年収3000万円を実現するには【4】
発売5カ月で8万部を突破した「バカでも年収1000万円」(ダイヤモンド社)の著者、アライブ取締役の伊藤喜之氏は、自らを“バカリーマン日本代表”と呼ぶ。偏差値30、学歴やスキルがなくても、年収1000万円を実現させた伊藤氏の、おバカでも年収1000万円どころか3000万円も夢ではないという「バカ6大奥義」、そして奥義が生まれたユニークな過程を紹介する。
奥義1 成功の糸は毎週木曜日に降りてくる
僕自身以前は「あれがあったらいいのに」「こうだったらもっと違ってくるはずだ」と、チャンスが訪れるのをただ待っているだけでした。でもいつまで待ってもそんなチャンスはやって来ない。でも本当は、チャンスはやって来ないのではなく、実際に目の前にいつもぶら下がっていたんです。でもチャンスの糸が僕には見えなかった。成功者は最初から恵まれていたのではなく、このチャンスの糸を自分で手繰り寄せていたということなんですね。今までの人生で選んで来なかったことを選ぶ。選択肢を変えれば、どうしても結果や成果が変わる。おバカな僕でも選択肢を変えることはできる。それで毎週木曜日は、「これまでチョイスしてこなかった選択肢を選ぶ」ことにしました。これがチャンスに自ら手を伸ばして勝ち取る、ということだったんです。
「なぜ木曜日?」とよく聴かれます。なぜ、木曜日かといいますと、1週間を普通に過ごす中で、「いつでも新しいことをやろう」と意気込んでも、実際にはなかなか難しいものです。だから、曜日を決めようと。たまたま僕のカレンダーは月曜始まりだったので、真ん中の木曜日に新しい選択をする日と決めました。
なので、曜日はいつでもいいんです。決めた曜日にこれまでなかった選択肢や条件が入ってきたら、フルパワー&フルスピードで有無を言わずにやるってことですね。1週間に1回でも実践すれば、月に4回は新しい経験を得られるわけで、わずか1か月で自分が変わっていくんです。
新しいことをやるならば、なるべく自分らしくないものを選ばないと新しい選択肢とはいえません。どれにしようかと考えるだけで、結局は自分寄りの選択になってしまっている。新しい選択をする際には、いかに自分らしさを切り離すかがポイントです。