キューバのフィデル・カストロ氏が政界を完全引退

 キューバで19日、共産党党大会が行われ、フィデル・カストロ前国家評議会議長(84)の第一書記の辞任が承認され、政界引退が決まった。後任は弟のラウル・カストロ議長(79)が選出された。

 フィデル・カストロ氏は1959年のキューバ革命でバティスタ政権を倒して、65年に共産党政府を樹立してからトップに立っていた。

 2008年2月にフィデル氏は国家評議会議長引退を発表し、同月に弟ラウル氏が国家評議会議長に選出されていた。

 国家評議会議長はキューバの国家元首にあたり、第一書記はキューバ共産党のトップにあたる。


左からフィデル・カストロ氏、ラウル氏

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