米著名投資家ウォーレン・バフェット氏と、その投資会社バークシャー・ハサウェイが、役員のデビッド・ソコル氏による、ルーブリゾール株式での取り引きがインサイダー取引ではないかとされている件で、株主代表訴訟を起こされていたことが20日わかった。
ブルームバーグによると、訴えを起こしたのは株主の一人であるメイソン・カービー氏で、ルーブリゾール株の取り引きがバークシャー社の名誉を棄損したとして、信用回復を求めてデラウェアの裁判所に提訴したという。
3月30日に、ソコル氏の辞任は発表され「自分が得た利益を資金として、これまでバークシャーで果たしてきた義務を社会貢献のビジネスに振り向けたい」と辞任の理由を語っている。ルーブリゾール社の買収の協議が進んでいる前後に約9万株を購入しており、これがインサイダーに抵触するのではないかとも見られていた。
カービー氏は「バフェット氏とソコル氏は同罪だ。会社の信用を傷つけた」とし、一方、バークシャー側はコメントを出していない。
デビッド・ソコル氏