株式投資の稼ぎ1億5000万円を寄付した老人

 一昨年に病死した愛知県岡崎市の男性が、遺産の約1億5000万円を2つの施設に寄付することになり、このほど目録が贈られた、と遺言執行者の「行政書士法人いしはら事務所」の公式サイトで公表されている。

 読売新聞の報道によると、男性は岩瀬壮八郎さんで一昨年に71歳で亡くなったが、早くに父親を亡くし母親に育てられ、15歳で服用した薬で身体虚弱に。その後は就職せずに株式投資で1億5000万円まで資産を増やし、そして贅沢をすることなく施設に寄付することにしていたのだという。

 同事務所の行政書士・石原正大氏は「生前は僕もよくお話ししましたが、なかなか壮絶な人生の方でした。ネット上ではニートの鏡だなんて、喜んでいいのかなんだかな評価もありますが、こうして大々的に報道されて、本人も本望と喜んでいると思います」と話している。

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