米国のニュース博物館「ニュージアム」が、宮城県の地元紙「石巻日日新聞」がすべてを手書きで作成した「壁新聞」を展示することを決定した。
日本大震災の被災地・宮城県石巻市で、すべてが手書きで書かれた「壁新聞」が国内だけでなく、世界からも称賛を浴びている。黒、赤、青のフエルトペンで書かれた文字でニュースが紙に書かれ、避難所に、ガムテープで壁に貼り付けられている。
石巻日日新聞社は大正元年に創業し、「石巻日日新聞」の朝夕刊を発行している。被災して輪転機をやられたために、新聞発行がストップするかに思われた。しかし、原点に帰り、手書きという形で発行した。
こうした姿が、同業者の目に留まらないはずがない。国内メディア、さらには海を越えて
米紙ワシントンポストなど様々な所で紹介されるようになった。
ニュージアムはこれを「時代を超えたメッセージを持った新聞」と大絶賛。展示することを決定した。
3月12日の石巻日日新聞