10兆円のボロ儲け話を見つけた天才投資家

 大手ヘッジファンド「バウポスト・グループ(Baupost Group)」社長セス・クラマン氏(Seth Klarman)が、収益機会1200億ドル(約9兆8600億円)という、歴史にも残る大きなディールを計画しているのだという。

 バウポスト・グループは2兆円近い運用総額を誇る世界屈指のヘッジファンド会社。クラマン氏は最近は、不動産取引を盛んに行っているのだという。それも、商業用や住宅ではなく、農場や資源採掘場などだ。

 近年は2006年ごろから、ジャガイモ畑を1エーカーあたり8000ドルで買い付け交渉を行い、現在では9000エーカー以上も取得しているのだという。取得にあたっては地主には市場価格の30%のプレミアを付ける条件で買い付けたという。

 ジャガイモでどれだけの稼ぎがあるのかはともかく、今回のテーマはカナダのオンタリオ州にあるナイアガラの滝のごく近くの、クラマン氏が持つ広い高台の土地にその『金脈』が眠っているのだという。

 現状の見積もりでは、良質な土砂が今後長年にわたって取り続けることができ、さらには他の資源も眠っている可能性なども見込んで、うまくいけば1200億ドルの打ち出の小づちになり得るのだという。費用の見込みは1億4000億ドルで、ほとんど丸儲けに近い。

 しかし、事はそううまくは運ばない。実は、同地はユネスコの環境保護区にあたるそうなのだ。まずは、行政サイドからOKが出るかどうか。現在は、「捕らぬ狸の皮算用」でしかない。


セス・クラマン氏(アボソリュート リターンプラスより)

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