企業年金は月額40万円以上
東電では、退職者を対象にしたセミナーを毎年行っているそうだ。そこで参加者たちは公的年金の少なさに唖然とし、企業年金の多さにビックリするのだという。
内部資料によると、同社の企業年金は月額40万円だというのだ。公的年金の倍以上だから、社員が驚くのも当然だ。東電に入って良かったと実感し、晴々として会社を去っていくのだ。
そんな東電も2000年以降は、人口の減少やグローバル競争に身を置くことになった。個別の賃金は低下傾向にあり、労働組合は賞与の改善を申し入れてきたというが、役員のみならず、全社員が給与の減額を飲まずにはいられなくなってしまった。
東電さえも経営危機という今の世の中、一生安泰という勤務先はないのだ。