寮生と共に家族の無事を喜ぶオーナー夫人
東日本大震災が起こって約1週間後、心配していた家族が全員無事だと分かり、嬉しさに涙ぐむ寮生と一緒になって涙を流したのは・・・その女子学生寮のオーナー夫人。その日も、寮生たちの食事を賄うための新鮮な魚介類や野菜、お肉などを寮まで届けに行き、寮生の家族の無事を知ったのです。
実はこのオーナー夫人、その女子学生寮で使うすべての食材の買い出しを担当。20人以上の1日2食分の食材は結構大変な量です。夫人は連日のようにワゴン車を駆って東奔西走。「主婦の眼と嗅覚」を存分に生かして、安くて新鮮な食材を探し当てます。
でも、なぜオーナー夫人がわざわざそんなことを?
「寮生たちにおいしいものをたっぷり食べてもらいたいからです」
思いやりが、投資効率につながる
「本来、私どもは運営や面倒な作業はすべて任せていただいています。けれど、ご自身で携わってくださるのは大歓迎。この寮もオーナー夫人の思いやりで、寮生達からの評判が急上昇。『住んでいる寮生は、自分の子のようなものです』と言うオーナーの人柄が、投資効率にもつながっています。」
お互いに感謝しあう不動産投資もある
不動産投資とは、資産を効率的に生かすと同時に、「住宅」という社会資本を世の中に提供する公的な側面があります。貸すオーナーと借りる方が、お互いに感謝する関係を結べるのも、不動産投資が株や債券などへの投資と異なるところ。
ここで紹介したオーナー夫人も「寮生たちにおいしいものをたっぷり食べて欲しい」という思いで積極的に運営に携わり、それが結果として投資効率を高めることにつながっています。
「去年のクリスマスにはケーキを。お正月には、実家に帰れなかった寮生には年越しそばやお節料理をプレゼントして、とても喜ばれていましたよ」
不動産投資はビジネスライクにもできるし、人対人のつながりでドラマを育てることもできます。こんな時代だからこそ、不動産への投資をぜひ考えてみたいものです。