ソニーのプレイステーションネットワークから、個人情報約7700万人分が流出した件で、
住所、氏名、生年月日、クレジットカード情報などが裏市場においては、いくらで取引されているのか、データセキュリティーの「G Data Software」が発表した。
現在流出した可能性があるデータは住所、氏名、年齢、生年月日、メールアドレス、パスワード、これまでの購入履歴や、カード番号。
現在ネット上で行われる攻撃には、大別すると2種類存在し、一つは金銭目的(サイバー犯罪)で、もうひとつは政治的行為(サイバーススパイ、標的型攻撃=ターガタック)であるという。
特徴として、金銭目的は特定の人間のデータを必要とせず、クオリティも重要だが量が多いことによって価値が高まる。一方、政治的行為は特定の組織や国家、設備などを狙うのが目的なので数量は特に問わず、ただ1つの情報さえあればよい、というものだ。
今回の流出については、原因や動機がまだ明らかになっていないため、いずれの可能性も考えられる。確かに、これまでのソニー側とハッカーとのトラブルの経緯をふまえると、政治的要因が考えられるが、膨大な数の個人情報の流出を考えると、金銭目的も十分にあり、さらに言えば、両方の複合であるかもしれない。
PSNクレジット50ユーロ 10~25ユーロ(1200~3000円)
クレジットカード(セキュアコード更新可能) 50ユーロ(6000円)
クレジットカード・ゴールド(セキュアコード更新可能) 70ユーロ(8400円)
クレジットカード(Visaによる認証なし) 40ユーロ(4800円)
クレジットカード・ゴールド(Visaによる認証なし) 50ユーロ(6000円)
Visa / Master(米) 1.5~2米ドル(120~160円)
Visa / MasterCard(英) 5~7米ドル(400~560円)
Visa / Master(英)誕生日データ付 10米ドル(800円)
Visa / MasterCard(欧) 6~15米ドル(480~1200円)
アメリカンエクスプレス(米) 3米ドル(240円)
アメリカンエクスプレス(英) 12米ドル(960円)
アメリカンエクスプレス(欧) 9米ドル(720円)
未記載のクレジットカード(エンボス加工なし) 25米ドル(2000円)
未記載のクレジットカード(エンボス加工あり) 40米ドル(3200円)
身分証明証(ルーマニア/モルドバ) 600~1000ユーロ(72000~120000円)
運転免許証(ルーマニア/モルドバ) 600~1000ユーロ(72000~120000円)
パスポート(イスラエル) 2300ユーロ(276000円)
パスポート(ルーマニア) 2500ユーロ(300000円)