会長以下の役員、社員ともに年収カットが決定した東京電力で、社員だと名乗る男性が、ミニブログサービスのツイッター上に「ウチの社員結構現金な人多いから、給与カットした瞬間に仕事しなくなるよ」と傲岸不遜な書き込みを行い、インターネット上で炎上している。
福島第一原子力発電所の事故による復旧が続けられる中で、賠償に関して「聖域なきリストラを行う」(清水正孝社長)との宣言どおりにリストラを断行し始めた東京電力。その同社の社員だと名乗る人物が、挑発的な発言が出た。
この人物は「工事管理部門だったが、警備方面の部署に異動」との記述がある。また、この男性の他のブログによると、3月の終わりに数日間は福島第一に応援に行っていたのだという。
そして、発言は「なんでウチの社員に給与出すんだなんて言ってる人たちがいるけど、ウチの社員結構現金な人多いから、給与カットした瞬間に仕事しなくなるよ。福島も柏崎も同時にメルトダウンするし関東も大停電して復旧しない。それでもいい?」というもの。
現場で懸命に復旧作業にあたる社員や、協力会社の社員たちにとっては聞きたくない言葉だろう。
また、批判をする人たちには「最近ウチの買いやバッシングする奴らの意見見てるとお前等日本出てけよって思う。外国なら安全だよ? 銃社会だから撃たれても文句言えないなど」と、いう言葉を浴びせかけた。