ワーナーM入札に大物が続々名乗り

 入札が行われる米ワーナーミュージックに他のレコードメーカーなどの参入も聞かれるが、大詰めの局面になって、プライベートエクイティ(PE)から身を起こし、現在最も勢いのある「買収屋」ゴアーズ兄弟、さらには、ロシアの大富豪レン・ブラバトニク氏も名乗りを上げた。

 英高級紙インディペンデントなどによると、買収額は30億ドルになりそうだと予想され、
名乗りを上げているのが、ユニバーサルミュージック、BMGグループ、ソニーミュージックなどの同業者、さらにはPEのKKRなど。さらにゴアーズ兄弟、ブラバトニク氏という顔ぶれだという。

 ワーナーは4大レーベルに数えられる名門だが、2004年にAOLタイムワーナーの業績不振から売却され、現在はワーナーグループからは外れている。近年は大きな組織改編などを行っているが、業績の立て直しは容易ではなかった。

 音楽業界も業界再編の渦中にあり、名門レーベルを巡る争奪戦は激しくなりそうだ。

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