米アップルのスティーブ・ジョブズCEO、フィル・シラー副社長がこのたび、WSJの「オール・シングズ・デジタル(ATD)」のインタビューに、スマートフォン「iPhone4」の白モデルの発売までなぜ時間が掛ったのか、その理由を初めて語っている。
スティーブ・ジョブズ氏と、シラー氏が同席する形でのインタビュー。ATDによると、ジョブズ氏は「何でも白い物を作るということは、思っているほど簡単なことじゃない。材質面、化学的な面、さらにはそれらをどうやってうまく作動させていくのか。そして、その状態をずっとキープしていくことなど、やることがたくさんある」と語った。
iPhone4は昨年、黒と白を同時に発表。しかし、それから発売延期を繰り返して半年以上遅れて、4月末にようやくリリースとなった。
シラー氏は「ホワイトは白人と同じように、強い紫外線から保護してやることが必要なように、ホワイトは予想もしない作用がたくさんあったからです」と、付けくわえた。
一部では、白いボディが反射してカメラのフラッシュが使えないなどということも言われてきたが、真相はわからない。リリースされた白モデルは黒モデルよりも、少しボディに厚みがあるとされる。
具体的な説明ではないが、とにかく、かなり難しい作業であったことだけはうかがうことができる。