6日の東京株式市場で東京電力株が買われ、前日比29円高の455円で取引を終えた。この日の東証値上がり率にランクインした。
一時は490円まで上げる場面もあったが、大引けにかけて、利益確定売りに押された。
賠償金額が政府算定で4兆円、東電負担分が2兆円との報道で一定の上限が見えたことで先行き不安感が少し薄らいだことも買いが集まった一因だろう。
この日は午前2時すぎに、福島第一原子力発電所のある、浜通り地区で震度5弱の地震が発生。また、一部の株主が補償を、経営陣やOBで賄うこと、作業員の健康調査を生涯行うことを記した勧告書を提出するなどの動きがあった。
また、日経平均株価は、同145.00円安の9859.20円で取引を終え、1万円台を割り込んだ。
東京外国為替市場のドル/円相場は、1ドル=80円台の半ばで動いた。