偏差値30から、年収3000万円を実現するには【7】

数字と論理はあくまでツール


伊藤喜之氏
 プレゼンの時はまず、場を温めて今からする話の内容の前振りをして反応が良くなってから始めます。いきなり始める人もいると思いますが、それは相手を全然見ていません。自分のことしか考えてない自己中、もしくは威張りんぼうさんですね。数字や論理を使って話せば、相手はきっと聞くだろうと思っているのかもしれませんが「もったいないな」と思ってしまうんです。

 数字も論理も、感情を動かすための強力な道具だとは言えないのではないでしょうか。まず相手がどういう気持ちになったら聞いてくれるかを考え、感情を動かしてくれる方法で説得したほうが、成功率が上がります。

 僕は他のビジネスマンと比べて、お客様から依頼があった場合を除き、あまり企画書や提案書を作りません。バカリーマンの悲しさか、パソコンのアプリケーションを使いこなせないという物理的な理由が大きいのですが、分厚い企画書を何も考えずに作るよりも、「相手に何を伝えると感情を動かすことが出来るのか?」を考え抜く方がよっぽど成果に近づくと思うからです。

 数字や論理力はあくまでツール。ゴールは「相手を動かす」こと。そこを忘れてしまっているエリートさん達が多いのではないかなぁ〜と個人的には感じています!

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