米ソフトウエア最大手マイクロソフトは、通信サービス大手スカイプを近く85億ドル(約6800億円)で買収交渉に入ったと、9日の米紙NYタイムズが伝えている。米時間の10日朝にも正式発表されるとしている。
同紙によると、近い関係筋が明らかにしたとして、交渉の最終段階に入っているのだという。
マイクロソフトはモバイルの通信ネッワーク分野において、グーグルアンドロイド、アップルiOSに後れを取っており、今後の逆転の可能性を賭けて、スカイプの買収に打って出ると見られる。
スカイプは6億人以上の登録ユーザーを持つが、2010年の700万ドルの最終赤字となっているという。
米ナスダック市場の新規上場の目玉企業としてここ数年来、注目を集めてきたが、また一方では、どこが買収するかとも見られてきた。