米ソフトウエア大手マイクロソフトは10日、ルクセンブルクの通信会社スカイプを買収することで合意したと発表した。買収額は85億ドル(約6800億円)で、年内に手続きを完了する。同社は潤沢なキャッシュフローを手に、様々な大型買収を行ってきたが、過去の買収を大きな順からまとめてきた。
マイクロソフトはこれまでに数多くのM&Aを行ってきた。だが、その中でもスカイプの買収は同社創業以来で最大の買収劇となる。これまでは、2007年にネット広告大手アクアンティブを約60億ドルで買収したのが最高額だった。
◆マイクロソフトによるM&A(買収額、業種)
1位 アクアンティブ 60億ドル ネット広告
2位 ナビション 14億5000万ドル 会計ソフト
3位 ヴィジオ 13億ドル デザインソフト
4位 ファースト 12億ドル 検索エンジン
5位 グレイト・プレイン 9億4000万ドル 会計ソフト
6位 テルミー 8億ドル 音声技術
7位 デンジャー 5億ドル モバイルソフト
8位 グリーンフィールドオライン 4億8600万ドル 価格比較サイト
9位 ウエブTV 4億2500万ドル インターネットTV
10位 ホットメール 4億ドル メールサービス
会見で握手するMSスティーブ・バルマーCEO
とスカイプのトニー・ベイツCEO