マネックス証券の東京電力株についての「乗り換えをご検討いただきたい」とのレポートが投資家の間で話題になっている。
「そこまで言うか」「ここまでハッキリ言うのは初めて見た」などという声がネット上ではあがっている。
レポートによると、報道などから「同社の事業から得られる利益は補償に消え、株主への還元はこの先、長期間にわたって期待できない」と推測した上で、「係る状況にある株式に投資・保有を継続する確固たる理由を筆者は見出せない」と断定した。
そして、政府による半国有化で破綻リスクは回避されるが、買い戻しの動きに連動して相応の株価で売却できるならば、「同社株から他の銘柄への乗換えを検討するべきと考える」としている。
そこで東電株の代わりとして、配当利回りのいい長期保有目的の候補を列挙している。それは次のとおり。1他の電力株、2NTTやNTTドコモなど他の公益株、3みずほFGなどの大手銀行株、4武田薬品などの製薬株、5キヤノン、三井物産など国際優良株。
12日の東京株式市場では、ここまで6営業日続伸してきた東京電力株は前日比29円安の496円で午前を終えている。