IMF専務理事が強制わいせつ未遂で逮捕

 IMF(国際通貨基金)のドミュニク・シュトラウス・カーン専務理事(62 Dominique Strauss-Kahn)が、米ニューヨークのホテルでメイド女性に対してわいせつな要求をした疑いで逮捕されたことがわかった。犯行は未遂に終わり、フランスへ向かう空港で出発時間の2分前に逮捕されたという。

 米紙NYデイリーポストによると、カーン容疑者は米時間14日の正午ごろ、NYのホテルで入浴中に、メイドの女性に対してわいせつな行為を要求。しかし女性は断ってすぐに部屋に逃げだしたという。

 それからカーン容疑者はエールフランス便で仏に帰国のために、ケネディ空港で待機していたところ、出発まであと2分という飛び立つ直前にニューヨーク市警によって逮捕されたという。

 カーン容疑者は、性的なスキャンダルは今回が初めてではなく、2008年には部下の女性との不適切な関係が指摘されたばかりだった。

 2012年の仏大統領選挙に出れば、サルコジ大統領に勝つのではないかとも言われていた。


ドミニク・シュトラウス・カーン容疑者

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