朝4時起きで英語は習得できる

 早朝4~5時に起床して、出社前の時間を有効活用する「朝活」が注目されている。スキルアップのための時間を朝活で行うビジネスパーソンも急増。先日都内で、アルク「朝英語Biz」の開講記念イベント「朝英語セミナー」が開かれ、基調講演で脳科学者の茂木健一郎氏が登場、パネルディスカッションには「朝時間.jp」を運営している粟飯原理咲氏、Before9プロジェクトの池田千恵氏、パーソナルトレーナーの大西仁美氏といった、朝時間の達人たちが朝活で英語を学ぶメリットについて語った。

茂木氏「朝にフロー状態を作ると脳の活動レベルが上がる」


茂木健一郎氏
 講演のテーマは「脳とココロに効く!朝英語のススメ」。仕事上、英語が不可欠な茂木氏は、英語習得には英語の現場が非常に重要だと語り、「現場に出るための準備はスキルを上げておくということ。ゴルフと同じで、練習でスキルを上げておかないと現場に出た時にあたふたする」として、TOEICなどのスコアだけに左右されない、英語の現場を見据えた学習をして欲しいと笑いを交えて語った。

 その上で英語を多く読み、多く聞く、Twitterで英語のアカウントを作り英語で情報発信するなど、自身が実践する方法を紹介した。さらに茂木氏は今後、英語での執筆活動を行うことも明かした。

 「東京をベースとして英語で発信するというのが、自分の中ではとてもいい形ではないかと思います。外国にも行くけれど、基本は東京にいて英語でガンガン発信するというスタイルでいきたい。そういう意志を日本人はそろそろ示すべきではないでしょうか。アメリカでは~、イギリスでは~という“ではのかみ”のような、外国が一流で日本は二流的な考えではなく、もっと英語で日本を発信して、来たかったら(英語圏の人間が)日本に来い、ぐらいの発想になるべきかもしれない。英語で発信すれば東京だって世界の中心になります」

 また、自らが朝型であるという茂木氏は朝時間活用のメリットをこう話した。

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