「いいエンジニアには50万ドルから100万ドルを払う価値がある」。
米NYタイムズの取材に、SNS最大手フェースブックのディレクター、ボーガン・スミス氏がそのように答えたのだという。
人材の獲得の考え方は、リクルートというよりも、M&Aという感覚に近いのだという。自社で利益を生み、その一方で他社に取られれば収益機会を逃すという考え方で、50万~100万ドル(約8150万円)の出費もいとわないということのようだ。
米シリコンバレーでは、フェースブック、ツイッター、ジンガなどソーシャルメディアが大隆盛の時代となっているが、それだけに人材獲得競争は熾烈を極めている。そこに、グーグル、マイクロソフト、アップルなどのオールドエコノミーも加わるのだから、どれほど激しいことか。