米GAPが綿花高づかみで利益を圧迫

 米大手アパレルGAPが19日発表した2011年第1四半期決算で、純利益は23%減の2億3300億ドル(約190億円)となり、時間外で約15%株価は下落した。綿花価格の上昇によるもの。

 同社は原材料の綿花価格が今後も上昇すると見て大量に買い付けたところ、ピーク時に掴んでしまう形で逆にコスト高となり、利益を圧迫したのだという。ユニットあたりのコストは約20%増という結果となってしまった。

 綿花先物市場は、昨年秋ごろに1ポンド=0.8ドルから急騰して、今年3月にピークを打ち、2.1ドルまで上昇。現在は1.5ドルまで下落している。

 EPS予想も1.40ドル~1.50ドルで、予想の30%ほど低くなった。


GAPのキャンペーン。モデルは サラ・ウィンターさん

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる