将棋の里見女流3冠(19)が奨励会合格

 将棋の女流3冠(女流名人、女流王将、倉敷藤花)の里見香奈さん(19)が21日、関西将棋会館で奨励会の1級編入試験に合格した。女性初のプロ棋士を目指す。

 この日は試験が行われ、女性奨励会員3人との対局して2勝以上することが合格の条件だった。里見さんは2勝を挙げた。

 今後は、満21歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合は退会となる。里見さんの場合は、2013年3月2日(21歳)の誕生日までに初段に昇段しなければならない。

 里見さんは「 色々とお騒がせし、ご迷惑をかけてしまった分、精一杯がんばって1級に合格できて嬉しいです。無理を通して頂いているので申し訳ないですが、好きなことに挑戦しているので楽しくできれば良いと思います。女流棋士との両立については大変だと思いますが、いつでも楽しく前向きにがんばって挑戦していきたいと思います。応援して頂いた皆様に感謝しています」とコメントしている。

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