大林組4代目「御曹司」が談合事件後も大人気

ゼネコントップはしがらみが多い


大林組が手掛けた関西国際空港
 大林組関係者はこう説明する。「会長が気さくで明るい人柄ということも大きい。それに、巨大案件となるとトップ交渉が必要。それがスーパーゼネコン。創業家がいるほうがありがたい。関西財界のトップを引き受けたことで、関西経済界に恩が売れた」

 大林組は大阪発祥だが、大林氏自身は東京育ち。それを気にする向きも、少ない。代表幹事就任により、関西での滞在日数が増える大林氏。大阪での宿泊先は、転々とすることになるという。

 「大林組が建設したホテルがあちこちにある。こうしたホテルをまんべんなく使うようだ。それが、しがらみいっぱいのゼネコントップの務め」(財界関係者)のようだ。

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